独自に採用する「高浸透ホワイトハイドロキノン」を中心に設計した複合成分のメラニン生成抑制効果を検証。
単一成分としてのハイドロキノンの効果にとどまらず、複合成分の組み合わせ設計が新たな抑制メカニズムを補完する可能性を見出しました。
複合成分構成:高浸透ホワイトハイドロキノン、グルタチオン、AOカプセル、ホワイトキノン
ハイドロキノンを”使いこなす”ための組み合わせ設計を追求
メラニンは、紫外線などをきっかけにメラノサイト内で生成され、シミや色素沈着の一因となります。ハイドロキノンは、メラニン生成に関与する酵素チロシナーゼの働きを強力に抑えることで知られており、美容皮膚科をはじめとする医療の現場でも使用されるほど効果実感が高い成分です。一方で、光や熱、酸素に弱く不安定であるという性質を持ち、その安定性や処方設計の難しさが課題とされてきました。
「ハイドロキノンをいかに安定的かつ効率的に届けるか」というテーマのもと研究を重ね、浸透性と安定性に着目した独自成分「高浸透ホワイトハイドロキノン」を配合した処方を展開。さらに、単一成分の配合にとどまらず、成分の特性を理解した上で組み合わせ、その力を最大限に引き出す“使いこなす”設計(ハイドロキノンサイエンス※)を追求。複合成分の相乗効果を狙った組み合わせ技術の確立を目指しています。
※ハイドロキノンサイエンス:アクティブに攻める「高浸透ホワイトハイドロキノン」と、シミを予防する守りの「ハイドロキノン誘導体(アルブチン)」。アプローチの異なる2つのハイドロキノンを、各アイテムの特性や使用シーンに適した濃度で配合するとともに、他成分との相乗効果を見据えて組み合わせることで、その力を最大限に引き出すアンプルール独自の処方設計です。使い続けるほどに透明感を引き出し、一点の曇りもない、ゆるぎない透光素肌へと導きます。
複合成分によるメラニン生成抑制効果を確認
本研究では、B16メラノーマ細胞を用いたin vitro試験により、アンプルール独自の「高浸透ホワイトハイドロキノン」を含む複合成分のメラニン生成抑制効果を評価しました。
メラニン生成を促す刺激因子(α-MSH)を添加(②)すると、刺激「無」条件(①)と比較してメラニン生成量の増加が確認されました。一方、メラニン生成刺激とともに複合成分を添加した場合(③)、刺激のみを添加した条件(②)と比較してメラニン生成量を約15%抑制することが確認されました。
本結果は、「高浸透ホワイトハイドロキノン」を含む複合成分、グルタチオン・AOカプセル・ホワイトキノンが酸化抑制・還元サポート・浸透促進といった異なる作用経路から相乗的に関与している可能性を示唆しています。
この研究成果は、"複合的アプローチ"の有効性を裏付けるものです。検体(複合成分)で確認されたメラニン産生量の抑制は、複合成分の組み合わせ設計によって、ハイドロキノン本来の特性が発揮されやすい状態が形成された可能性を示します。
ハイドロキノンを中核とした組み合わせ設計(ハイドロキノンサイエンス)をさらに深化させ、成分間の連携によって肌の透明感を底上げする処方技術の確立を目指し、国内外の研究機関との連携を通じて、科学的根拠に基づくブライトニングメカニズムの解明と、それを応用した製品開発を推進してまいります。