ハイドロキノンは、メラニン還元作用やチロシナーゼ活性阻害作用があり優れた美白効果が期待できる一方、皮膚ターンオーバーを低下させる可能性があることが報告されています。
ハイドロキノンと独自ブレンド成分「白玉発酵ピーリング」と組み合わせることにより、角質剥離酵素KLK5の遺伝子発現を増加させ、ターンオーバーを正常化させ、ハイドロキノンの美白効果をブーストすることを検証しました。
「白玉発酵ピーリング」により KLK5(角質剥離酵素)の発現がUP
肌を柔軟にし代謝を促す発酵エキスを独自にブレンドした「白玉発酵ピーリング」が角質剥離にどの程度関与しているか、検証しました。
角化細胞に任意の濃度となるように検体を添加し、24 時間後の各種遺伝子発現を評価したところ、「白玉発酵ピーリング」の添加により皮膚のターンオーバーに関連するKLK5の遺伝子発現が増加することがわかりました。
「白玉発酵ピーリング」は古い細胞同士を断ち切る酵素 KLK5に働きかけて角質を剥離する自然由来の成分のため、肌におだやかに働きます。ハイドロキノンのメラニン還元作用とともに、メラニン溜まり(くすみ)を追い出す働きとして高いブライトニング効果が期待できます。
図:角質剥離酵素KLK5の誘導
独自ブレンド成分「白玉発酵ピーリング」:米発酵液、ホワイティーエキス、酵母エキス、ハトムギ発酵液、発酵ローズハチミツ、シャルドネ果汁発酵エキス
KLK5(角質剥離酵素)とは、タンパク質分解酵素で、細胞同士を強固に繋いでいる細胞接着因子を分解します。古い角質を剝がれやすくすることで、メラニン色素を含む角質=くすみを溜めこみにくくする働きがあります。
また皮膚バリア機能に重要な役割を果たす「フィラグリン」の産生に関与するため、角層のうるおい保持力を高める作用も期待できます。