ついついやっていませんか?肌を乾燥させるNGケア
2020/03/13
誰からも教わったことがないから、スキンケアのお手入れには自分の“クセ”や “思い込み”が出てしまいがち。
知らない間にNGケアをやってしまっていたかも……。
この機会に、正しいケアの方法と肌にうれしいプラスアルファ知識を身につけましょう!
こんなNGケア、知らずにやっていませんか?
熱いお湯で洗顔するのは油分を失ってしまう原因!

「冬は寒いから、水で顔を洗うのはちょっと……」なんて声が聞こえそうですが、熱いお湯で洗うのは厳禁。
肌の水分を留める役目でもある油分、またセラミドなどの細胞間脂質を失わせてしまうのです。
キンキンの冷たい水である必要はありません。
〝ぬるま湯〟でOKなので、ぜひ実行してみて。
ちなみに皆さんが考える〝ぬるま湯〟はやや熱めであることが多いのだそう。
ちょっと冷たいかなと感じるくらいの32℃で洗い流してください。
タオルでゴシゴシは肌を傷つけシミなどの原因にも!

「洗い終わった〜!」という爽快感で、
ついゴシゴシと顔を拭いてしまいがちですが、もちろんこれもNGです。
どんなに柔らかいタオルを使っていても、
必要以上に強い力で繊維が顔にあたると細かな傷をつくり、その炎症がシミの原因になることも。
目には見えないミクロレベルの傷からでも、紫外線が入り込むことでシミが発生する可能性があります。
タオルで顔を包み込む感覚で、水分を〝
吸わせる〟ようにしてください。
化粧水のパッティングもNG。手のひらで優しく押し込んで

化粧水をなじませるのに、ついパタパタとパッティングする人も多いのでは?
これも肌を傷つけてしまう原因になります。
手でつける場合は顔全体にたっぷりと化粧水をなじませたあと、手のひらでじっくりと押し込むのがベスト。
このとき手が冷たいままだと浸透が良くないので、ぬるま湯に手を浸すなどして、手を温めておくとより効果的。
コットンを使う場合も強い力で叩くのはNG。
コットン全体を押しあてるようにして化粧水をなじませましょう。
シートマスクを長時間のせるのは逆に水分を奪うことに!

「長く肌にのせておいたほうが、たっぷりうるおいそう!」と思いがちですが、これも間違い。
シートマスクには「○○分のせてください」という時間が記載されています。
それが推奨時間。
その間はシートから肌へとうるおい成分が注がれますが、その時間を過ぎてしまうと、今度は逆に肌からシートマスクのほうへと水分が逆流するのです。
水分を与えるつもりがかえって乾燥させてしまうことのないように、決められた時間をきちんと守り、次のステップへ。
スキンケアにプラスアルファ
バランスの良い食事はお肌のためにも大切
うるおいを保てる肌というのは、健康な肌。
肌をつくるのは毎日の食事から摂取する栄養素です。
タンパク質はもちろんですが、ビタミンやミネラルもしっかりと補いましょう。
身体の7割は水分だから口からも水分補給を!
どんなに外から水分を与えても、肌自体に内側からのうるおいがないとパーンとしたハリ感のある肌にはなりません。
つい化粧水に頼りがちですが、内側からの水分補給も忘れずに。
良質な睡眠でうるおいを保てる肌をつくる
入眠後2時間は『肌のシンデレラタイム』と言われるほど重要な時間帯です。
熟睡できるように心地良い寝具や、部屋の温度調整、照明の調節などにもこだわるのがおすすめです。
監修
ビューティジャーナリスト 前田 美保さん
最新の美容事情や化粧品の製品情報、美容医療などに精通し、幅広い視点から“ビューティ”を分析するのが得意。
通販番組やWEB動画でのコメンテーター業、化粧品広告の記事制作やコピーライティングにも携わる。