冬の寒さも本番になってきましたが、肌の調子はいかがでしょうか?
冬は乾燥・シワ、たるみが特に気になる季節です。また、それだけにはとどまらず、肌荒れを引き起こす場合もあります。
今回は、毎年この季節に悩まされる冬の肌にとっての過酷な環境のお話しと、美肌をキープするための方法をご紹介します。
----- 湿度と肌 -----
肌に理想的な湿度は、50~60%といわれていますが、11~3月は湿度が30%まで下回ります。
冬は気温が低いため空気中の水分が少なくなり、湿度がある一定以上高くなりません。また、外の冷たい風や暖房機器で室内を暖めることで水分が少なくなり、肌はさらに乾燥状態を引き起こします。
----- 気温の低下と肌 -----
気温が低下すると、身体が冷えて血の巡りが悪くなり、血行不良になりがちです。血行不良になると、必要な栄養分や水分が十分に肌内部に届きにくくなり、新陳代謝が鈍くなるため、乾燥やたるみなど様々な肌トラブルの原因となります。
また、冬は湿度・気温がともに低いため、新陳代謝機能の低下と水分不足により、肌のコンディションをさらに悪化させてしまうこともあります。
乾燥した肌は、肌内部の潤いが少なくなり、肌表面では 皮膚がささくれ状態になったり皮むけがおきます。 さらに、新陳代謝機能が低下しているので、 不要な角質が溜まりやすく肌表面が硬くなり、 ゴワゴワ・ガサガサといった状態になってしまいます。
そこで、乾燥が気になる冬の季節でも、 ベストコンディションを保つための対策方法をご紹介します。
■ ■ [対策:1] 保湿ケア(デイリーケア編)■ ■
私たちの人体には、60~70%の水分が必要です。特に冬の冷たい外気にさらされる顔は水分が不足しやすいため、たっぷりと水分補給をして、水分がしっかり保持できるように乳液やクリームでバリア機能を高めましょう。基本的なお手入れでは肌の保湿が不十分な時は、保湿効果のある美容液も上手に取り入れて、乾燥対策を徹底しましょう。
また、ボディーの保湿ケアも大切です。乾燥して肌のキメが乱れている状態だと、そこからも潤いが奪われていきますので、顔だけでなくボディーケアも忘れずに行いましょう。
■ ■ [対策:2] 保湿ケア (スペシャルケア編)■ ■
蒸しタオルマスクや適度なマッサージで皮膚温を高め、収縮した血管を広げて血液の流れをよくすることで、必要な栄養や潤いが肌内部に隈なく届きやすくなります。このひと手間で、毎日のお手入れの効果がさらに高まります。
■ ■ [対策:3] 加湿器の使用 ■ ■
適度な湿度を保つために、温度調節だけでなく湿度調整も行いましょう。加湿器を使えば効率的に湿度をキープできます。加湿器がなくてもぬれたバスタオルなどを部屋に干したり、バケツや桶に水を張るだけでも効果的です。
■ ■ [対策:4] 入浴 ■ ■
冷えた身体をとにかく湯船に浸かって暖めましょう。熱すぎるお湯は、肌に刺激を与えてしまい肌がかゆくなることもあります。38~40度くらいの湯船にゆったり20~30分浸かり、身体の芯まで温めましょう。血行促進効果の高い炭酸ガスやオレンジ系の入浴剤などを使用して、温浴効果を高めることもおすすめです。
■ ■ [対策:5] 正しい姿勢 ■ ■
寒いとつい背中を丸めがちになります。背中が丸まった状態は、背中の筋肉を使わなくなります。意識的に左右の肩甲骨を中央に引き寄せるイメージで背筋を伸ばすことで、基礎代謝がアップします。
『冬は乾燥する』
毎年、そのように悩んでいる人は多いはずです。
乾燥が起きやすい環境を意識的に防いだり、お手入れや日常生活を意識することで冬の乾燥から肌を守ることができます。
いつでも潤いに満ちたハリのある肌を目指してあらゆる変化に対応できるように心がけましょう。
アンプルール代表
皮膚科医 高瀬 聡子(あきこ)













