Dr.Akiko’s

ドクターアキコの”美”肌アドバイス

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皮膚科医 高瀬聡子(たかせあきこ)による、ワンポイント美肌アドバイス。
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Dr.Akiko

2008年2月7日配信のメルマガより

Vol.39老化と病気の原因「活性酸素」と予防策の「抗酸化」

誰もが、いつまでも若々しく健康でありたいと願うのではないでしょうか?

老化を引き起こす要因は、一般的に「歳をとるにつれて身体の機能が衰えること」とされています。
私たちも実際に、以前との違いを感じる事が日常でもよくあるかと思います。

このごろよく耳にする「活性酸素」。
私たちの体に悪影響を及ぼすものであるということはみなさんご存知かと思いますが、最近の研究では、老化と病気の原因の90%に「活性酸素」が関係しているとの報告があります。

今回はこの「活性酸素」と「抗酸化」についてご紹介します。

まず、老化の原因物質である「活性酸素」とは、例えで置き換えると、釘が劣化して錆びてもろくなることですが、この“錆びて劣化する現象”が、私たちの肌や身体に老化現象として現れます。

● 肌老化 ●

肌に現れる老化現象として、シワ・タルミなどがあげられます。

私たちは、絶えず呼吸をして酸素を取り入れますが、そのうちの2%程度は、活性酸素になるといわれています。
その体内に取り込まれた酸素の一部は内々の脂質と結合して肌細胞にダメージを与え、真皮層のコラーゲン・エラスチンなどの肌の弾性繊維を硬化させ、肌の弾力を奪います。

更に、真皮層の弾力が弱くなり、層が薄くなったりすることで、毛細血管の流れが悪くなり、肌細胞へ栄養が運ばれにくくなります。
そのため、肌細胞を作り出す力が低下し表皮が薄くなることで、乾燥やくすみなども一緒に引き起こす原因となります。

● シミ ●

皮膚に紫外線が当たると活性酸素が発生します。
皮膚は、表皮のメラノサイトを活性化させメラニン色素を作り、紫外線を吸収したり散乱させることで肌の酸化を防ぎます。

健康的な肌状態では、紫外線による影響がなくなると、メラニン色素は肌の新陳代謝とともに角質層から垢となって剥がれ落ちていきます。

しかしながら、過剰に紫外線を浴びたり、日常的に紫外線を浴びてしまうと、肌のハリの土台であるコラーゲン・エラスチンは、紫外線によって発生した活性酸素の影響で酸化され、肌の弾力が失われシワ・タルミを引き起こし、さらに肌の新陳代謝のリズムが低下することでシミの原因となります。

● 活性酸素が原因といわれる主な病気 ●

  • 白内障
  • 肝炎、肝硬変
  • 糖尿病
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • アルツハイマー

通常、活性酸素は、身体を守るためにウィルスや細菌と戦ってくれています。
しかし、紫外線・喫煙・ストレス・電磁波・食物添加物などが要因で活性酸素は大量発生し、その増えすぎた活性酸素は、正常な細胞などを攻撃し、肌老化や身体に悪影響を及ぼします。

私たちは、常に「活性酸素」が発生しうる環境の中で生活しています。
そこで、日常生活の中で過剰な活性酸素の発生を防御する方法をご紹介します。

それは、「抗酸化物質」を積極的に取り込むことです。

日常生活において野菜や果物を豊富に取ることで、「抗酸化物質」を自然になおかつ簡単に摂取することができます。

抗酸化物質を含む食物として代表的なのが、ビタミンEやビタミンC、βカロチンを含む緑黄色野菜や、飲料系では、ポリフェノールを含む赤ワイン、βカロテン・ビタミンE・ビタミンCなどの抗酸化ビタミン類を多く含む緑茶などがあります。

【ビタミンE】
⇒ かぼちゃ・アボガド・ほうれん草・アーモンドなど
【ビタミンC】
⇒ イチゴ・キウイフルーツ・サツマイモ・ブロッコリなど
【カロチノイド】
⇒ にんじん・モロヘイヤ・トマト・温州みかん
【αリポ酸】
⇒ 分子量が小さく、脂溶性・水溶性の両方に溶け込むので、体内吸収に優れていて、あらゆる細胞に抗酸化力を発揮してくれます。
【アントシアニン】
⇒ 赤ワインに含まれるアントシアニンは、活性酸素が発症の原因の1つといわれている生活習慣病の予防に効果的です。
【コエンザエムQ10】
⇒ 活性酸素の害から脂質を多く含む細胞を守る抗酸化力があり、細胞の新陳代謝を活性させてくれます。

さらに、抗酸化効果のあるサプリメントを手軽にとるのも確実に毎日摂取できるのでおすすめです。

いつまでも、若々しさと健康維持のために、抗酸化食材やサプリメントを積極的に取り入れて、錆びない肌・身体づくりを心がけましょう。

アンプルール代表
皮膚科医 高瀬 聡子(あきこ)