Dr.Akiko’s

ドクターアキコの”美”肌アドバイス

アンプルール・メルマガ会員様に、お送りしています、
皮膚科医 高瀬聡子(たかせあきこ)による、ワンポイント美肌アドバイス。
メールマガジンのバックナンバーをご紹介します。

>>最新記事はこちら

Dr.Akiko

2007年11月15日配信のメルマガより

Vol.34女性の敵むくみの原因と予防対策方法

朝起きて鏡を覗いたとき、いつもより顔が大きく見えたり、目が腫れぼったく見えたりすると、1日のスタートが憂鬱になってしまいますよね。

今回は、むくみの原因と予防対策方法をご紹介します。

■■ むくみの原因 ■■

人間の体の70%は水分で出来ていますが、通常以上に水分を体内に抱え込んでしまうとむくみとして現れます。

むくみとは、真皮層の下にある皮下組織に過剰に水分が溜まってしまうことで、医学的には「浮腫(ふしゅ)」といいます。

皮下組織には、毛細血管やリンパ管が張り巡らされています。
毛細血管は、細胞に酸素や栄養素を運び、リンパ管は、細胞で不要になった二酸化炭素や水分、老廃物を回収する役割を果たしています。

リンパ管の流れがスムーズに行かなくなると、余分な水分や老廃物が溜まりむくみとなります。

原因1.体の冷え、血行不良
体が冷えていると、体内の血液がしっかり循環されず、老廃物の排出がスムーズに行われなくなります。
原因2. 塩分の取りすぎ
塩分の過剰摂取は、体内の塩分濃度を上昇させます。
体は、バランスをとるために水分を溜め込もうとします。
原因3. 女性ホルモンの影響
月経開始1週間前~月経中は、女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが多く分泌され、水分を溜め込むという性質があります。
原因4. お酒の飲みすぎ
アルコールには利尿作用があり、飲みすぎると脱水状況を起こし、血液濃度が上がります。
体は、血液濃度を下げるために水分を取り入れようとしますが、その時に取り組んだ水分の余りがむくみとなって、皮膚の薄い部分(特に瞼など)に溜まりやすくなります。
原因5. 運動不足
筋肉の動きによって、血液やリンパ液の流れは循環されます。
デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ体勢でいたり運動不足だと筋肉が動かされないため、老廃物が滞りがちになります。

■■ むくみ対策 ■■

● 食生活の改善
塩分をなるべく控え、細胞内の水分量のバランスを調整するカリウムを多く含む食材を摂取する。
⇒りんご、キウイ、バナナ、かぼちゃ、トマトなど。

● 適度な運動
軽いストレッチ(屈伸運動)やウォーキングなどの有酸素運動で、無理なく簡単に足の筋肉を動かす。

● バスタイムでリラックス
半身浴でゆっくりお湯に浸かって、発汗を促しデトックスを行う。

● 顔の簡単むくみ取り
顔を蒸しタオルで温め、その後保冷パックや冷やしたタオルで顔を冷やす。
この時、タオルの上から手のひら全体を使い、顔を包みこみ気持ちよく感じられる強さで、やさしくプレスすることで更に血行が促進されます。

むくんだ状態をそのままにしていると、細胞へ栄養素が行き渡らなくなるだけでなく老廃物が排出されにくくなるため、症状が悪化し慢性化しやすくなります。
その結果、肌のたるみにも大きく影響を及ぼします。

寒くなってくると体が冷え、むくみやすくなります。
むくみが気になる日は、リラックスしてマッサージを行うなど、その日のうちにむくみを解消するよう心がけましょう。

それが、むくみ知らずのピンとしたハリ肌をキープする秘訣です。

アンプルール代表
皮膚科医 高瀬 聡子(あきこ)