Dr.Akiko’s

ドクターアキコの”美”肌アドバイス

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皮膚科医 高瀬聡子(たかせあきこ)による、ワンポイント美肌アドバイス。
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Dr.Akiko

2007年8月9日配信のメルマガより

Vol.30ニンニクパワーによる美容効果

スタミナ料理に欠かせないハーブの「ニンニク」。
臭いが気になるため敬遠されがちな食材ですが、「ニンニク」には優れた美肌と健康効果が秘められています。

今回は、暑い夏を乗り切るための「ニンニクパワー」をご紹介していきます。

ニンニクパワー1.  ~ アリシン ~

ニンニク独特の臭いの元である「アリシン」には、コエンザエムQ10やαリポ酸と同様に、活性酸素を除去する効果が非常に高く、美しい肌に必要な肌環境を作ってくれます。

活性酸素は、電磁波や車の廃棄ガスなどの外的要因によって大量に発生してしまうと、体内の細胞を酸化させて(肌サビ)、老化現象を進行させることによりシワ・タルミなどの原因となります。

このように、美肌にとって大敵である活性酸素ですが、少量ならば体内に侵入してしまった雑菌を殺す働きがあります。

また、この「アリシン」は、ビタミンB1と結合すると「アリチアミン」に変化します。

「アリチアミン」は、ニンニクにも含まれており、ビタミンB1を吸収することでエネルギー代謝を促進し、疲労物質である乳酸を除去する働きがあります。さらに、「アリチアミン」は体内に蓄えられるため、持続的な疲労回復効果があり、夏バテも防止してくれます。

「アリシン」の効果的な摂取方法
炒め物のスパイスアイテムとしてニンニクを加えましょう。
特に豚肉と一緒に炒めると、「アリシン」が豚肉に含まれるビタミンB1を脂溶性に変え、吸収率がアップするため疲労回復にとても効果的です。

気になるニンニクの香りの強さは、切り方で調節できます。
ほのかな香りを楽しむなら、あまり切らずに大きいまま、細かく切ったり、すりおろして使うと強い香りが出ます。香りの調整をしながらTPOにあわせて取り入れてみてはいかがでしょうか。

ニンニクパワー2. ~ アホエン ~

新成分「アホエン」は、コレステロールの低下、血液サラサラ、免疫力の強化など様々な効果があります。

「アホエン」は動脈硬化を防ぎ、血液の循環を正常にして毛細血管を強化することで、肌に必要な酸素と栄養素を届ける働きを助けます。

美しい肌を保つためには、肌内部にあるそれぞれの細胞が健康な状態でなければなりません。

毛細血管の末端までスムーズに血液が流れると、酸素と栄養素が肌を作り出す細胞へしっかりと届けられます。

血流がよくなれば肌色は明るくなり、新陳代謝も促進されます。
健康な細胞が次々と生まれ変わり肌表面に表れることで、美肌を作り出します。

「アホエン」は生のニンニクには含まれていません。
ニンニクをすりつぶして食用油の中で50~80℃の低温で熱すると、「アリシン」が変化して「アホエン」という名の栄養成分になります。

「アホエン」は「アリシン」を中心とするニンニクの栄養成分を受け継ぎ、体内に入ってからも安定して効果を発揮してくれます。
さらに「アリシン」がもつ独特の臭いがなくなり無臭となります。

しかしながら、「アホエン」は通常の調理方法では摂取しにくいため、ここでは「アホエンオイル」を使ったおすすめの摂取方法をご紹介します。

「アホエン」の効果的な摂取方法
【 アホエンオイルの作り方 】

< 材料 >
植物油   100cc
ニンニク  2片

< 作り方 >
  1. 植物油を入れた耐熱ガラスの容器を、水の入った鍋に入れ湯銭にかけます。
  2. 油が温まったら、みじん切りにしたニンニクを入れて、すぐに火を止めます。
    (この時、油の温度が50℃~80℃となり「アホエン」が活発に発生します。)
  3. 油が冷めたら、ニンニクをこします。
    (ニンニクをこす事で、「アホエン」以外のニンニク成分や臭みがなくなります。)
* アホエンオイルの使い方 *
1日に小さじ1杯を料理の仕上げに使うようにしましょう。
100℃以上で加熱するとアホエンが壊れてしまうので、サラダのドレッシングや料理の仕上げに使用しましょう。

ニンニクを食すると、6時間~12時間で効果が現れ、その効果はほぼ2日間持続します。

夏バテが気になるこの季節は、ニンニクを上手に取り入れ、滋養強壮効果で健康促進、肌サビ対策をしながら若々しい美肌を手に入れましょう。

アンプルール代表
皮膚科医 高瀬 聡子(あきこ)