Dr.Akiko’s

ドクターアキコの”美”肌アドバイス

アンプルール・メルマガ会員様に、お送りしています、
皮膚科医 高瀬聡子(たかせあきこ)による、ワンポイント美肌アドバイス。
メールマガジンのバックナンバーをご紹介します。

>>最新記事はこちら

Dr.Akiko

2006年6月1日配信のメルマガより

Vol.8名脇役「乾物」を有効活用する方法

食品から水分を除き昔から保存食として用いられている食材、乾物。
様々な食品から作られ、その過程もいろいろです。太陽の恵み、天日で乾かせば、食品の殺菌効果が高まります。生の時より風味や味はもちろん、栄養価ビタミン・カルシウム・ミネラル・食物繊維などが増します。備えてあってもついつい忘れられてしまう乾物。野菜の値段が高騰している今だからこそ、野菜からなる乾物を有効に活用して美肌作りや健康な身体作りへ、役立てましょう。

立派な名脇役 ・ 栄養凝縮の乾物

◆切干大根
  • 生の大根を細かく切り、日光と冬の間の寒風で自然乾燥した時に不溶性食物繊維が生まれます。不溶性食物繊維は消化管内の蠕動(ぜんどう)運動を盛んにし、便の排泄を促進します。美肌に大敵な便秘の解消や大腸ガンの予防になります。
  • 骨の形成に大切なミネラルの一種カルシウムを多く含みます。皮膚のアレルギーや炎症を抑制し健やかな肌にも欠かせない栄養素です。
  • 女性にとっては、毎月の生理で不足しがちな鉄分。これを多く含むのも切干大根。全身に酸素を行き渡らせるので、不足すると肌がくすんで見えるようになります。ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率も良く肌のハリに欠かせないコラーゲンの生成促進にもなります。
◆干ししいたけ
  • しいたけにはエルゴステリンという、日光にあたるとビタミンDに変わる成分が含まれています。干ししいたけで体内で作り出すことが難しいビタミンDが摂取でき、カルシウムの吸収率を上げることができます。閉経後は骨量が急激に減少し骨がもろくなりやすいだけでなく、肌の変化も著しくなります。骨の形成になるカルシウムを干ししいたけなどに含まれるビタミンDと一緒に摂取することで、効率よく身体の健康と肌の健康が維持できます。
◆高野豆腐
  • 高野豆腐は畑のお肉と言われる大豆で作られます。豆腐の栄養が凝縮され栄養価が高く、消化の良い植物性タンパク源です。骨からカルシウムが溶け出すのを抑え、骨粗しょう症を防ぐイソフラボンを多く含みます。イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするので肌の美白作用・水分保持能力UPや肌トラブルの要因になる生理不順の改善にも作用します。
◆寒天
  • 海藻類の乾物で、前述しているカルシウム・鉄などのミネラルをバランス良く含みます。そしてなんと、天然の食物繊維が約7割を占めます。食物繊維には水溶性・不溶性の2種類がありますが寒天は両方の食物繊維からなるのです。腸内の善玉菌を助け、腸内環境を整える水溶性食物繊維。便の排出を促進する不溶性食物繊維。毎日のバランスよいミネラルの摂取とキレイな腸内環境で代表的な大人のUゾーンニキビの解消になります。

そのほか、普段何気なく利用するゴマやお味噌汁に入れるだけのお麩や、ふのりを見直してみて下さい。小さな食材には美肌や健康に欠かせない栄養が満点です。

アンプルール代表
皮膚科医 高瀬 聡子(あきこ)