Dr.Akiko’s

ドクターアキコの”美”肌アドバイス

アンプルール・メルマガ会員様に、お送りしています、
皮膚科医 高瀬聡子(たかせあきこ)による、ワンポイント美肌アドバイス。
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Dr.Akiko

2006年5月18日配信のメルマガより

Vol.7オトナの肌悩み 老化に関わる酸化

美肌アドバイスの中でも何度かお伝えしている肌の酸化、フリーラジカル。肌がサビることをいいますが、実際にはどのようにして肌のサビが起きるのか。そして、それはどのように悪影響を及ぼすのかみてみましょう。

肌年齢の分かれ道。酸化する肌、しない肌

皆さんに身近なサビとしては、料理で使用する揚げ油。これは何度か使用していくうちに色が茶色く変色していきますが空気中の酸素によって酸化され過酸化脂質という物質が生成されるためです。そしてこの様な現象が皮膚や身体の中でも起こっているのです。

皮膚の内部には細胞間脂質という、肌のバリアー機能である“脂質”が大切な水分を保ち潤いを守ります。又、皮膚表面には毛穴から出た脂と汗で作られた天然のクリーム“皮脂膜”が水分蒸発を防ぎ、外部の刺激から守っています。
この脂質や皮脂膜が酸素に触れることや、紫外線を浴びることで酸化し、過酸化脂質へ変化します。本来は肌を健康に保つ役割のものが肌にダメージを与える物質となってしまうのです。

<皮膚の脂が過酸化脂質へ変化する原因>
  • 空気中の酸素に肌が汚れた状態で長く触れる
  • 紫外線を過剰に浴びる
  • 喫煙(吸わなくとも喫煙者の煙、副流煙に触れる)
  • 排気ガスなどの大気汚染
  • ストレス
<過酸化脂質による肌へのダメージ>
  • 皮膚の内部、真皮層を破壊し弾力を失いシワやたるみへ
  • 過剰なメラニン生成を引き起こしシミへ
  • 毛穴を詰まらせる汚れとなりニキビへ

肌へのダメージの元凶である酸化。これを予防するためには身体の中からの抗酸化対策と、脂質や皮脂膜の酸化をスキンケアで予防することが大切です。

<食事で身体の中から酸化を防ぐ>
  • カロチンを含む緑黄色野菜の摂取
    ・・・・・・・・・・にんじん、トマト、ほうれん草
  • 油は植物油を使用する
    ・・・・・・・・・・なたね油、オリーブ油、ゴマ油
  • ビタミンCの摂取
    ・・・・・・・・・・イチゴ、キャベツ、じゃがいも
  • ポリフェノールの摂取
    ・・・・・・・・・・トマト、玉ねぎ、大豆、ココア
<スキンケアで皮膚表面の酸化を防ぐ>
  • 紫外線により過酸化脂質に変化するので室内・室外問わず必ず朝からUVケアをする
  • 酸化を防ぐ成分を含む化粧品でケアをする(抗酸化成分 = グルコシルルチン、フェルラ酸 など)
  • 毛穴から分泌された脂を長時間放らないようにする
    (6時間以上経つとダメージの要因へ変質するので帰宅後なるべく早くメイク落としと洗顔を済ませる。)

現代は大気が汚染され、オゾン層の破壊が進み、肌が紫外線の影響を昔より受け易い環境です。しかし化粧品も進化し、酸化を防ぐ効果のある成分が様々に開発・発見されています。自分に合ったものを賢くチョイスし、ストレスフリーな生活で若々しい肌を保ちましょう。

アンプルール代表
皮膚科医 高瀬 聡子(あきこ)